こんにちは。休日クリエイターのライター久道月晴です。
以前の記事では、私が使用しているカメラ、ソニー α7SII(SONY ILCE-7SM2)についてレビューさせていただきました。
今回レビューするのはZeiss Batis 25mm/F2(カールツァイス バティス)です。
単焦点の明るいレンズで、さらにとても軽いレンズです。
本日(2018年10月26日)、ソニーから小型大口径の広角レンズ「FE 24mm F1.4 GM(SEL24F14GM)」が発売されましたが、価格、サイズ、機能などから、このZeiss Batis 25mm/F2と、どちらを買おうか悩む方も多いと思います。
そのうち、FE 24mm F1.4 GMもレビューしたいですが、まずはZeiss Batis 25mm/F2からレビューです。
それではスタート!
(※ちなみに、RAW現像はほとんどしたことがない私ですので、作例はJPEG撮って出しの画像でご容赦ください。)
まずは、基本仕様から
発売日 | 2015年8月6日 |
名称 | Zeiss Batis 2/25 |
レンズマウント | ソニーαEマウント |
対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ |
焦点距離 | 25mm |
レンズ構成 | 8群 10枚 |
画角 | 82° |
開放絞り | F2 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.2m |
最大撮影倍率 | 0.19倍 |
フィルター径 | 67mm |
手ブレ補正 | – |
外形寸法 最大径x長さ | 81mm x 78mm |
質量 | 335g |
ボディに装着するとこんな感じです。
質感、大きさ、デザインと、α7SIIのボディにフィットしていると思います。
項目ごとにレビュー
手にしたときの「第一印象」に加え、価格.comの、レンズ評価項目にもなっている「携帯性」「操作性」「機能性」「表現力」ごとにレビューしたいと思います。
【第一印象】思いもよらない高級感
このレンズ、買う前にいろんなサイトで調べていましたが、写真だけ見ると、正直プラスチック感満載のように見えていて、高価なレンズには見えていませんでした。
しかし、手にしてみて、印象は一転。
金属鏡筒のため、すごく高級感があります。
そして、箱も高級感。かっこいいです。
【携帯性】抜群です!
やはり、レンズにおいて軽さは正義です。
335gという、他のαEマウントのフルサイズ用レンズの中では、非常に軽い部類に入るレンズなので、ズームレンズをカメラにマウントしながらも、これはバッグに入れて持っていきたいという1本。
ただし、フードの形が特徴的で、丸みを帯びて、先が広がっているデザイン。
レンズとの一体感があってすごくカッコいいのですが、バッグに入れると、このフードの広がりのせいで、サイズと重さの割には、かさばってしまう印象があります。
それでも、そんなことを気にしなくなるぐらい、抜群の携帯性ですが!
【操作性】まずまず快適な操作感
正直、あまりマニュアルフォーカスで撮ることはないのですが、フォーカスリングはゴムラバーで、重すぎず、軽すぎず、しっとり動くのが気持ちいいです。
個人的には、フォーカスリングはレンズの先端の方に付いていてほしいなとは思いました。
ちなみに、操作性とは関係ないですが、フォーカスリングのゴムラバー。
ホコリが付きやすいです。
【機能性】AF良好!有機ELディスプレイは個人的には不要かも
AFはすごくキビキビうごいて快適です!
そして、広角の25mmで最短撮影距離が20cmと、けっこう寄れるので、風景からテーブルフォトにと自分的にはオールマイティです。
そして、そして、Batisの特徴の一つとして、レンズ上部にある有機ELディスプレイがあります。
距離と被写界深度を確認できるディスプレイ表示。なんか、機械的でカッコいいです。
でも、私は撮影中に表示部を見たことがありません(笑)
いや!
きっと、使う人によっては便利なんだと思います!
私が、距離とか、被写界深度とかのデータを気にしないだけです。
【表現力】独特の空気感を写すレンズ
言葉ではうまくいい表せない、なんともいえない空気感のある写真が撮れるレンズ。
あえて言うのであれば、「こってり」というか「しっとり」というか。
色乗りが良い感じです。
F2という明るいレンズなので、ボケもきれいですが、ピント面はすごくシャープです。
開放で撮ると周辺光量が落ちるシーンも多々ありますが、それも含めてこのレンズの空気感という感じです。
このレンズの利用シーンと作例の紹介
趣味カメラとして、主に子供の写真や、旅行先での想い出写真がメインの私にとって、このレンズの主な利用シーンは・・・
ずばり!
「家ではメインでカメラにマウントするレンズ」
さっと撮りたいときに、軽くて、小回り効いて、寄れて、明るくてというのは、家の中での日常撮影にすごく適しています。
そして、なんとも言えない空気感が、日常をあたかも非日常にしてくれる感じもあります。
もちろん、25mmという広角レンズなので、外での「風景と子供」といった撮影にもいいですよね!
ということで、最後に作例をご紹介します。